筋力トレーニングなどを行うことにより、筋繊維は傷つき、徐々に回復に向かいます。筋力トレーニングが適度な重量、回数で行われれば、回復後にはトレーニング前よりも太い筋繊維になります。
これが、いわゆる「
超回復」です(もちろん、実際にはそんなに単純な話ではないのですが、ここでは思いっきり単純に話します)
この場合、当然、しっかり回復するためには筋肉の材料が必要で、タンパク質がその役割を担います。一般に筋力トレーニングによって筋肥大を狙う場合、体重×1.5~2(g)のタンパク質が必要といわれています。体重70㎏の人であれば、105~140gのタンパク質が必要になるというわけです。
これだけのタンパク質を通常の食事から摂取することは実は簡単ではありません。
タンパク質の豊富な食品(100gあたり) 食品名 | タンパク質の含有量 |
肉類 | 牛肉 | 20g前後 |
| 豚肉 | 20g前後 |
| 鶏肉 | 20g前後 |
魚類 | まぐろ | 30g前後 |
| さんま | 20g前後 |
卵 | 10g前後 |
豆腐 | 7g前後 |
乳製品 | 牛乳 | 5g前後 |
| チーズ | 20g前後 |
そこで、てっとり早く必要量のタンパク質を摂取するために、プロテインを利用するわけです。
先に挙げた体重70㎏の人の場合、仮に、食事から摂取できるタンパク質が1日で90gであれば、
残りの15~45gをプロテインから摂取することで、効率的な筋肉の回復を狙っていけるのです。
これがプロテインを利用する場合の、もっとも基本的な考え方になります。